水槽の大きさについて

水槽立ち上げは正しい手順さえ知っていれば簡単です。まずは水槽の大きさを決めなくてはなりません。初めて熱帯魚を飼育するなら60センチ水槽がお薦めです。なぜかというと器具も水槽も安いからです。それ以外の理由はありません。水が汚れにくいとか水質が安定しているから、という理由で60センチを選んでそれに甘んじるようなら、小さな水槽で適度な緊張感を持って飼育した人の方がよっぽど成功します。いずれにしても小さな水槽で失敗する人は、60センチ水槽で初めても同じことです。

そもそもショップの人に水槽立ち上げをきちんと教えてもらった初心者が、数リットルの水槽から始めても、みんな成功しているのです。あなたにできないわけがありません。小さな水槽でのスタートが難しいと感じるのは、水槽立ち上げのやり方を間違っているからに過ぎません。

確かに大きな水槽の方が環境は安定しますが、それは成功と失敗を分けるほどの大きな違いではありませんし、60センチの水槽で始めても水を白く濁らせてしまったり丈夫な種類の熱帯魚を死なせてしまうのは、ショップの店員ではなく、手軽な知恵袋などで素人に知恵を仰ぎ、濾過バクテリアとかパイロットフィッシュとか言い出す人と決まっています。

ちなみにアクア雑誌の記事もインターネットが情報源なので間違いが多く、けっこういいかげんです。なんとかカタログというたぐいのムック本は熱帯魚を選ぶときには便利ですが、学名も飼い方も間違いだらけですから、うっかり本に書いてあることを自慢げに話したりすれば恥をかくだけです。編集のプロは熱帯魚飼育のプロではないことを胆に命じておかなくてはなりません。書籍を選ぶ場合には初心者向けというのは避け、できるだけ専門書で正しい知識を得ることが失敗しないための大前提です。